皆さんは“三大栄養素“と、言う言葉は聞いたことありますでしょうか?
ご存知の方も多いと思います。
【三大栄養素】とは…
・たんぱく質(Protein)
・資質(Fat)
・炭水化物(Carbohydrate)
のことを言います。
今回は炭水化物について詳しくお伝えしていきます。
【炭水化物】主に人間が生きていくためのエネルギー源として働きます。
主にご飯、パン、麺類、芋類に多く含まれております。
そして、炭水化物は糖質と食物繊維に分けられます。
・炭水化物の種類
炭水化物は構成している単糖の数が1個のものを単糖類、2個のものを二糖類、2~10数個のものを少糖類、それ以上のものを多糖類と言います。
単糖類には、ブドウ糖、果糖、ガラクトースなどがあり、二糖類にはショ糖、乳糖、麦芽糖などがあります。これらは、すべて体の中でエネルギーになる「糖質」です。
・炭水化物制限
炭水化物を制限しすぎて摂取不足が続くと脳の働きが低下し、判断力の低下や注意力の低下、疲労感に繋がります。
また、不足すると体内に存在するたんぱく質や体脂肪が分解されてエネルギー源として充当されます。これは筋肉を減少させてしまうことにも繋がるので、過度な糖質制限には注意が必要です。
・炭水化物過剰摂取
逆に過剰摂取をしてしまうと、生活習慣病へと影響が出ます。
ブドウ糖:過剰に摂取したブドウ糖は脂肪組織に運ばれ体脂肪として蓄えられるため肥満の原因となります。
果糖:肝臓で中性脂肪に合成され高中性脂肪血症となり肥満をきたすおそれがあります。
ショ糖:歯を溶かす有機酸の産生により虫歯の原因となります。
・炭水化物の働き
炭水化物のうち、ショ糖やでんぷんなどの糖質は、体の中で1gあたり約4kcalのエネルギーを産生します。
炭水化物は体内では、主に血液中にブドウ糖の形で存在しております。
血液中のブドウ糖の濃度が血糖値となります。食事をして血糖値が高くなるとインスリンというホルモンによって血糖値は低くなり、反対に、空腹になり血糖値が低くなってくるとグルカゴンといったホルモンによって血糖値は高くなります。
このように、血糖値は厳密に一定の濃度に保たれているのですが、インスリンの分泌量が少なかったり、感受性が悪くてうまく働かなかったりしてこの調整がうまくできず、血糖値が高くなりすぎてしまうのが糖尿病です。
身体を動かすエネルギー源でもありますが、トレーニングや運動をしてる方は筋肉を作る上でも、とても重要な役割をしますので、炭水化物は過度に制限せず、しっかり摂取しましょう!