豆腐は手軽に入り、調理もしやすいことから、ダイエットの味方になってくれる食材のひとつです。もし、ダイエットで豆腐を食べて、「太った」「体重が減らない」という悩みを抱えていたら、食べ方を見直すとよいかも。そこで、今回はダイエット中の豆腐料理についてご紹介します。豆腐料理を使用した豆腐ダイエットとは1日1食の主食もしくは、主菜を豆腐に置き換えることを豆腐ダイエットと呼ばれています。主食のごはんや麺、パン類を豆腐に置き換えることで、糖質の摂取量が減り、カロリーが抑えられます。一方で、主菜を肉や魚ではなく、豆腐に置き換えることで、脂質の摂取量を減らせます。どちらに置き換えるかは、ご自身のご希望にあわせて選ぶとよいでしょう。ダイエットに豆腐を使用するメリットダイエットに豆腐を使用するメリットはいくつかあります。その中でも、代表的なものを4つご紹介します。筋肉の材料になる良質なタンパク源ダイエットのときには、減量と一緒に筋肉が落ちてしまう傾向が強いです。しかし、筋肉が落ちすぎてしまうと、基礎代謝が低下して、消費エネルギーが減るため、減量がストップしやすいです。豆腐は筋肉の材料にもなる良質なタンパク質を豊富に含んでいます。そのため、ダイエット中はタンパク質をしっかりと摂取して、筋肉を育てることで、基礎代謝をアップしてダイエット効果が上がることを期待できます。脂肪を減らせる大豆には脂肪を減らす働きがある栄養素が豊富に含まれています。コレステロールや中性脂肪を減らし、不要な体脂肪を減らしてくれる作用がある「大豆レシチン」コレステロールの吸収を抑制して、分解することで中性脂肪を減らす働きが期待できる「大豆サポニン」また、脂質だけでなく、糖質やタンパク質の代謝をサポートしてくれる「ビタミンB群」も豊富に含まれています。他にも、カルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれているのも特徴のひとつです。腸内環境を整える豆腐の原材料の大豆には大豆オリゴ糖や食物線維が豊富に含まれています。これらは、腸にすんでいる善玉菌のエサになります。善玉菌が優勢になることで、腸内環境が整い、便秘知らずの腸が期待できるのです。安価で手に入りやすいダイエットに取り入れる場合、単発では効果は感じにくいです。そのため、継続的に手に入れやすいというのもメリットのひとつです。安価で、どこのスーパーでも手に入るというのは、ダイエットをする人にとっては強い味方になります。ダイエットに豆腐を使用するデメリット安価でどこでも手に入る豆腐は、ついつい食卓に並ぶ回数が増えてしまいます。ダイエットに嬉しい働きがある栄養素をたくさん含んではいるものの、豆腐ばかり食べ過ぎてしまうと栄養が偏ります。そのため、1日1食の主食もしくは主菜と入れ替える程度のとり入れ方がおすすめです。ごはんの炭水化物や肉・魚・卵などのタンパク質もバランスよくとりいれるように注意しましょう。豆腐を選ぶときに気をつけたいポイント豆腐と一言でいっても、いろいろな種類のものがあります。代表的なものは、「絹豆腐」と「木綿豆腐」です。絹豆腐の方が、少しカロリーや脂質量が少ないですが、基本的には大差がありません。ただし、木綿豆腐の方が、崩れにくく調理がしやすいという特徴だけでなく、食べごたえがあり満腹感を得やすいというダイエットのときには嬉しいメリットがあります。また、他にもごま豆腐やジーマーミ―豆腐、たまご豆腐、枝豆豆腐など変わり種の豆腐も目にすることがあるかもしれません。しかし、これらの豆腐は、砂糖やでんぷんが加えられていることが多いです。糖質の量が多くなるため、ダイエット中であれば避けたいところです。豆腐を食べるときに気をつけたいポイントダイエット中であれば、確実に温かい状態で食べてもらいたいです。冷ややっこなどの冷えた状態で食べることは、胃腸を冷やしてしまい、代謝が落ちることで、ダイエットの妨げになってしまうこともあります。そのため、湯豆腐や味噌汁・スープの具として入れるなどして、温かい状態で食べることを心がけるとよいでしょう。また、もし可能であれば、遺伝子組み換えの大豆が不使用である国産大豆100%のものを選ぶことをおすすめします。ダイエットにおすすめの豆腐料理【豆腐とキムチのチゲスープ】1.キムチを食べやすい大きさにザク切りする。豆腐も食べやすい一口大にカットする。きのこは、石づきを切り落としてバラバラにほぐしておく。(他にも冷蔵庫にある野菜を細切りにして加えても大丈夫)2.鍋に水といりこと昆布の粉末、きのこを入れて、火にかける。(ご自宅にある粉末出汁で代用可能です)3.沸騰してきたら、キムチと豆腐を加えて、さらに、煮立たせる。4.煮立ったら、醤油と塩、味噌で味を整えたらできあがり※発酵食品であるキムチとの組み合わせは、腸内環境を整えてくれる働きの相乗効果が期待できます。また、温かい状態で辛いものを食べると代謝アップも期待できるため、ぜひ、作ってみてくださいね。【豆腐のグラタン】1.絹豆腐をキッチンぺーパーで包んで、重しをのせてしっかりと水気をきる。2.しめじは石づきを落として、バラバラにほぐしておく。長芋は皮をむいてすりおろす。ブロッコリーは小房に分けて、塩ゆでしておく。3.ボウルに絹豆腐、長芋、味噌、醤油、かつおぶしを加えてよく混ぜ合わせる。よく混ざったら、しめじを加えて、さらによく混ぜ合わせる。4.グラタン皿に3を流し込み、ブロッコリーととろけるチーズをトッピングする。5.トースターで約15分。焼き色がつくまで焼いたらできあがり。※滑らかな舌触りにするためには、絹豆腐を使用するのをおすすめします。3を混ぜ合わせるときには、ブレンダーなどを使用するのもよいでしょう。※具は冷蔵庫にあるものを使用してあげてもよいです。【豆腐ハンバーグ】1.絹豆腐をキッチンぺーパーで包んで、重しをのせてしっかりと水気をきる。2.玉ねぎと人参、ピーマン、えのきをみじん切りにする。3.2を少量の水と鍋に入れて、弱火で蒸し焼きにする。しんなりとしたら、水分を飛ばす。4.ボウルに1と3、かつおぶし、醤油、味噌、塩、片栗粉を加えて、均一になるようにこねるようにかき混ぜる。水分が多い場合は、おからもしくは、かつおぶしを追加して混ぜ合わせる。5.食べやすい大きさに成形する。6.フライパンに油をしいて、両面にほんのり焼き色がつくように焼く。※シンプルに塩をかけて食べるのも美味しいです。または、ケチャップやポン酢(大根おろしと一緒に)をかけてあげるのもおすすめです。食べ方を変えることで、飽きずに楽しむことができますよ。※ハンバーグの種には、冷蔵庫のあまり野菜をみじん切りして入れてあげてもよいでしょう。また、お肉とあわせるのも問題なしです。その場合は、できるだけ、脂身の少ない部位を選ぶことをおすすめします。美味しい豆腐料理で健康的にスリムになろう豆腐は手軽に安く手に入れることができる私たちの家計にもやさしい食材のひとつです。そんな豆腐は扱い方次第では、ダイエットの強い味方にもなってくれます。豆腐ばかりに頼りすぎるのは、問題ありますが、上手に活用しながら、楽しんでダイエットをすることで、健康的でスリムなカラダを手に入れてみてはいかがでしょうか?まずは、3カ月(100日)続けることで、新しい自分になれること間違いなしですよ。