ビールとセットのイメージが強い枝豆はダイエットの敵であると思われがちですが、実は違うのです。さまざまな栄養素が豊富に含まれている枝豆は、正しい食べ方をすると、ダイエットにもおすすめの食材のひとつです。そこで、今回は枝豆の栄養素とダイエットにおすすめの食べ方をご紹介します。枝豆は栄養素の宝庫枝豆は大豆が未熟な状態で食べる野菜のことを指します。そのため、含まれる栄養素は大豆と似ています。大豆は別名「畑の肉」と呼ばれるほど、たんぱく質を豊富に含んでいますが、枝豆も同様です。たんぱく質は、筋肉や血液、髪の毛など私たちの体の材料として欠かすことができない栄養素でもあります。他にも、糖質の代謝に関わるビタミンB1や三大栄養素をエネルギーに変える(特に、脂質代謝に欠かせない)サポートをするビタミンB2、水分調整に欠かせないカリウム、赤血球の材料になる鉄分、糖質と脂質のエネルギー代謝に関わるモリブデン、現代人が不足しがちな食物線維など、本当にさまざまな栄養素が豊富含まれているのが特徴のひとつでもあります。枝豆を食べると得られる三大効果さまざまな栄養素を含んでいる枝豆は、ダイエットにとって嬉しい効果が3つあります。美肌効果枝豆にはコラーゲンの材料となるたんぱく質以外にも、一緒に摂取することで美肌つくりをサポートするビタミンCも豊富に含まれています。枝豆でたんぱく質はしっかりと摂取できるため、パプリカやブロッコリー、じゃがいもなどビタミンCが豊富な野菜を一緒に摂取することをおすすめします。ビタミンCが豊富なことで、メラニン生成が抑えられることで、シミやくすみを減らす働きも期待できます。むくみ解消塩分の過剰摂取で体の中にナトリウムが増えすぎてしまった時に強い味方になるのが、カリウムです。カリウムは過剰にあるナトリウムを体の外に排出することで、むくみ解消も期待できます。便秘解消枝豆に豊富に含まれる食物繊維には、腸内環境を整えて、便通をよくすることが期待できます。枝豆には、不溶性の食物繊維が豊富に含まれています。水分を吸収して量が増えることで、腸が刺激され便通が促されます。そのため、体の中に不要なものをため込まない働きがあるため、ダイエットに繋がりますね。また、他にも、食後血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑えたりすることで、肥満予防も期待できます。いつ食べるのが1番おすすめ?1番のおすすめは、間食(おやつ)として食べることです。ダイエット中は、減量を目指すため、それまでの食事量よりも減らす傾向が多いです。そのため、食事と食事の間で空腹感を感じてしまうことも多々あるかもしれません。そんな時に、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含む枝豆は、間食に食べるのにはおすすめです。スナック菓子やスイーツに比べると、栄養価だけでなく、食べごたえもあるため、満腹感が得やすいため食べ過ぎ防止にもなりダイエット中にはもってこいです。また、夜遅くまで起きていて、小腹が空いた時の夜食として食べるのもおすすめです。基本的にダイエット中であれば、20時までには食事は終えておきたいところです。ただし、お仕事やさまざまな事情で、20時までの食事は難しい人もいるでしょう。その場合、寝る3時間前を目安に食べることをおすすめします。寝る直前に食べてしまうと、睡眠中に消化のお仕事をしなくてはならなくなり、ダイエット効果が弱まってしまうのです。1回に食べる量はどのくらい?枝豆を間食として食べる場合、100キロカロリー前後を目安にするとよいといわれています。さやの大きさにより変動はありますが、30さやほどがおすすめです。豆は決して、消化のよい野菜ではありません。ダイエット中に食べるのであれば、いつも以上によく噛むことを意識することも大切です。そして、しっかりと噛むことで、少量でも満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎ防止にも繋がりやすいです。ダイエット時に枝豆を食べる時に気をつけるべきこと野菜の一種であり、栄養価の高い枝豆ですが、食べ過ぎはおすすめできません。たんぱく質は豊富で、糖質が少なめな枝豆ですが、意外とカロリーは他の野菜に比べると高めです。また、食物線維の過剰摂取は、お腹がゆるくなってしまったり、鉄の吸収を妨げてしまったりの悪影響を引き起こすリスクもあります。そのため、枝豆に限らずですが、特定のもの1つに極端に偏るのではなく、バランスよくほどほどに摂取することを心がける方が、ダイエットの道のりの近道になることも多いです。ダイエットにおすすめな枝豆の食べ方枝豆はいろいろな食べ方を楽しむことができる野菜です。ただし、ダイエット中に食べるのであれば、油や調味料でカロリーが高くなってしまう炒めるや煮る、揚げるなどの調理は避けたいです。ダイエット中には、シンプルにはなりますが、蒸すや茹でる調理するのがおすすめです。また、枝豆というと塩味付きの冷凍枝豆をよく利用するという人も多いかもしれません。もちろん冷凍枝豆を利用するというのもひとつの手段としてありです。ただし、冷凍枝豆に関しては塩味が濃いものも多いため、塩分の過剰摂取を引き起こすリスクもあるため食べ過ぎには注意しましょう。枝豆は、旬の時期には、生のものも手に入る機会が多いです。ぜひ、生の枝豆が手に入る時には、生の枝豆を使用するのをおすすめします。ダイエット中に食べる枝豆のおすすめレシピ【シンプルに茹でるが1番】枝豆は両端を少しはさみで切り落とす。枝豆を水でサッと洗ってから、茹でるように用意している塩の半分(茹でる水の約4%の塩を準備しておく)をふりかけて、揉み込む。鍋の水と塩(2の残り半分)を入れて、火にかけて沸騰させる。沸騰したら、2の枝豆を投入する。再度、沸騰したら、火を弱めてから約5分茹でる。味見をしてみて、しっかりと茹でれていたら、ザルにとり上げる。ザルにあげて、そのまま冷ましてあげましょう。※水にさらしてしまうと、はさみでカットした両端から水が入ってしまい、水っぽい仕上がりになってしまいます。そのため、水にさらさずに、温かい状態で食べるのがおすすめですよ。【手軽で簡単!枝豆ごはん】サッと洗った枝豆のさやから、粒を取り出す。お米は洗って、水切りをした後、炊飯器にお米の分量分の水を入れて浸水させる。2に塩を入れて、軽くかき混ぜてから、全体に広がるように枝豆を加える。炊飯ボタンを押す。炊飯が完了したら、しゃもじで全体に枝豆がいきわたるように切るように混ぜる。※冷凍枝豆を解凍したものを使用する場合、さやから枝豆を取り出して準備しておき、炊きあがったごはんに、加えて混ぜ合わせるとよいでしょう。【意外と簡単でハマる!焼き枝豆】枝豆は両端を少しはさみで切り落とす。枝豆もさやの産毛を取り除くためにもみ洗いをする。約10%濃度の塩水を作り、その中に2を入れて、30分~1時間浸水させる。3をザルにとり上げて水気をしっかりと切る。魚焼きグリルにアルミホイルをひいて、重ならないように4の枝豆を広げる。グリルの中火で約10分火にかける。片面しか火がない場合、途中でひっくり返してください。焼き色がつき、味見をして、火が通っていれば、できあがり。枝豆を上手に取り入れたダイエットを成功させよう!みんなにとって、身近な野菜で好きな人も多い枝豆は、食べ方次第では、ダイエット中の強い味方になってくれます。上手においしく取り入れることで、楽しみながらダイエットを成功させてみてはどうでしょうか?ぜひ、あなたのお好みの食べ方を見つけてみてくださいね。